諸角元二(とがさき動物病院)

1993年5月、小動物の神経疾患に対する臨床家への卒後教育を目指し、山口大学獣医生理学教室教授・徳力幹彦先生、日本獣医畜産大学獣医放射線学教室の織間博光先生、動物MEリサーチの内野富弥先生が発起人となり、全国の有志の開業医が集結し、獣医神経病研究会が発足しました。設立当初の目的は、臨床獣医師の神経疾患に対する診断および治療技術の向上でありました。初代会長には徳力先生、2代目会長が小川博之先生(当時、東京大学教授)、3代目会長が織間博光先生(当時、日本獣医生命科学大学教授)であり、織間先生が会長であった2010年から獣医神経病学会と改称しました。この20年間に、学会員のたゆまぬ勉強と努力によって、神経疾患を得意分野とする先生や専門的な手術をする病院が増えてきました。  
 2012年4月より4代目会長となりました私は、これまでの会長と同様の路線を踏襲して本学会を運営していきます。具体的には、若い先生方のための教育講演や基礎講習会を増やし、学会員の若返りを図るとともに、先端を走る優秀な先生方の背中をそっと押して行こうと思っています。また、若い先生方と経験豊富なベテランの先生方のコミュニケーションを図り、より効率良く、多くの専門家が育つようにしたいと考えています。このようにして、学会員相互で獣医神経病学を高めていくことが目標です。